2025年1月31日にトイトイトイクリニックが倒産し、料金を支払ったにもかかわらず、まだ施術が残っているという方も多いのではないでしょうか?
すでにクリニックが倒産しているため、直接クリニックからの返金は期待できません。しかし、クレジットカードで一括払いをしていた場合、クレジットカード会社を通じて未施術分の料金が返金される可能性があります。
今回は、クレジットカード会社を通じて返金を受ける仕組みと、申請方法について解説します。
実際に私はトイトイトイクリニックに通っており、あと4回残った状態で倒産してしまったため、現在楽天カードに返金の申請をしています。現在連絡を待っている状況のため、連絡があり次第更新していきます。
どういう仕組みで返金される?
クレジットカード会社を通じて返金が受けられるのは、クレジットカード決済には「支払停止の抗弁権」という制度があるためです。
支払停止の抗弁権とは?
消費者がクレジットカードで支払った商品やサービスについて、未提供のまま販売店が倒産した場合などに、クレジットカード会社に対して支払いの停止を求めることができる制度です。
この制度を利用することで、未施術分の料金についてクレジットカード会社に返金を請求することができます。
ただし、すべてのケースで返金されるわけではなく、申請には一定の条件や必要書類があります。次の項目で詳しく説明します。
返金申請に必要なもの
- 支払停止の抗弁書
- 脱毛サロン・クリニックの契約書のコピー
- 実際にサービスを受けた回数がわかるもの(来店カード、マイページ等のコピー)
- 店舗からの営業停止通知(営業停止を知った日がわかるもの)
支払停止の抗弁書
支払停止の抗弁書は、クレジットカード会社に対して「未施術分の返金を求める」ための正式な書類です。
支払停止の抗弁書は、一般社団法人日本クレジット協会の支払停止の抗弁書のページからダウンロードできます。
脱毛サロン・クリニックの契約書のコピー
契約書には、施術の内容や回数、総額などの詳細が記載されているため、契約内容を証明する重要な書類です。
契約時に封筒などで渡されていると思うので、契約書を両面コピーしましょう。
実際にサービスを受けた回数がわかるもの(来店カード、マイページ等のコピー)
未施術分の料金を請求するためには、すでに受けた施術回数が分かる証拠が必要です。
- 来店カード
- 公式サイトのマイページのスクリーンショット
- 施術履歴の記録
- 予約確認メールのスクリーンショット
などを用意しましょう。
店舗からの営業停止通知(営業停止を知った日がわかるもの)
脱毛サロン・クリニックが倒産・閉店したことを証明する書類も必要です。
- 公式サイトやSNSでの営業停止のお知らせ
- クリニックから届いたメール
- 倒産報道の記事
など、倒産日が分かるものを準備しましょう。
多くの場合、倒産したサロンやクリニックからは直接連絡が来ることはないため、プレスリリースやニュース記事などが対象となります。
クレジットカード会社への返金申請の流れ
- クレジットカード会社に連絡
まずは、自分が利用しているクレジットカード会社のカスタマーサポートに連絡し、「支払停止の抗弁権を利用したい」と伝えます。 - 必要書類を提出
クレジットカード会社の指示に従い、必要書類を揃えて提出します。 - 審査・返金手続き
クレジットカード会社が審査を行い、認められれば未施術分の料金が返金されます。
ただし、クレジットカード会社のサポート窓口は混雑しており、つがらないことが多いため、必要書類を揃えたら、書類を送付してしまっても良いでしょう。
各クレカ会社の返金申請に関するページ
脱毛サロンやクリニックの倒産における返金についての詳細が解説されたページをまとめました。
各社のサイトを調べているため、見つけ次第追加していきます。
いったん、楽天カードのみの掲載です。
楽天カード「お支払い途中のエステ店、脱毛店が倒産しました。どうすればよいですか?」

参考ページ:お支払い途中のエステ店、脱毛店が倒産しました。どうすればよいですか?
まとめ
脱毛サロンやクリニックが倒産すると、直接の返金は難しくなるため、クレジットカード払いをしていた場合は「支払停止の抗弁権」を利用するのが有効な手段です。
まずはクレジットカード会社に問い合わせ、必要書類を準備して早めに申請を行いましょう。
倒産したクリニックの施術を受けられないまま泣き寝入りしないためにも、適切な対応を取ることが大切です。
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